「あなたが消えた夜に」

中村文則の小説「あなたが消えた夜に」を読む。

 

マルクスの言葉。

「宗教は追い詰められた生き物のため息であり、非常な世界の情であるとともに、霊なき状態の霊でもある。それは人民の阿片である。」

 

宗教の定義は難しいらしい。Wikipediaによると、「人間の力や自然の力を越えた存在を中心とする観念であり、また、その観念体系にもとづく教義、儀礼、施設、組織などをそなえた社会集団のことである。」とある(大学時代、同じような話を習って、「集団」というのに妙にひっかかった記憶がある)。

 

愛しあえる人がいない寂しさ、理解し合える人がいない寂しさ、病気の辛さ、自分に誇りが持てない辛さ、たぶんそういったものが問題なのだと思う。

 

ひとまず今日はPatti Smith「Frederick」を聴いて寝よう。(1/16)